歴猫の八兵衛・放浪記  飼い主の影響で旅するにゃ

ご主人様が歴史が好きで、付いてくうちに、楽しくなってきたにゃ!みんなも一緒に歴史の旅にでるにゃ〜♪

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伊勢街道(津宿〜伊勢神宮)を歩く。

伊勢参り   f:id:quucyan:20151201215343p:plain

 伊勢の御師達は、全国に布教と伊勢参りしやすいように整備をしたと言います。
例えば・・・。

f:id:quucyan:20151015104214p:plain   ・伊勢参りに行くというと許される。
   ・お金が無くても行きやすくする。
   ・伊勢講:みんなでお金を集め代表者が行く。
   ・道中の整備。

その効果もあって、江戸時代伊勢参りが盛んになりました。
しかし、明治になって御師が廃止されると、次第に伊勢に通う人はいなくなりました。
そんな、人々が惹きつけられたお伊勢さんをやっと歩けるにゃ〜♪

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伊勢物語』読んだけどぜんぜん理解できなくて、もひとつ読んでみた。
東海道中膝栗毛』って、十返舎一九が書いた道中記があるにゃよ。

弥次さん・北さんが江戸から伊勢に参る道中の笑い話を書いた作品にゃけど、
膝栗毛ってのは、自分の膝を馬(栗毛)のように歩かせるってことみたい。
おりゃは、膝栗毛か?猫栗毛か?
ま、ご主人と津ってとこから、歩くにゃるよ〜。約70㎞やって〜。なが〜い散歩。

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1日目:津宿〜松坂城
しゅっぱ〜つ! 津は、うなぎが有名らしい。現在は餃子だって〜。
おりゃは、うなぎ食べたいにゃ・・・。弥次さんたちは、こんにゃく食べたって書いてたな〜。街道らしき感じが、全く失せている。匂いがしないにゃ。
やっぱ、江戸橋からにすれば良かった〜。
観音寺が見えてやっとホッとする。はし屋で、うなぎ食べよう!
食べ過ぎると、歩けないので、半分だけって怒られちゃった。(くすん)さあ、再開!
街道の1里は約4㎞で、ちょうど1時間で歩ける距離。昔の人と同じスピードと思うとチトうれしいにゃ。
雲津宿あたりからか、街道らしくなり、昔ながらのお家がずらっと
景観よく並んでいる。京都のように、間口より奥行きがある家の造りで、生垣が
槇という木で作られていて、とても立派に見えるにゃ〜。素敵❤️
これは、紀州藩の名残らしい。そうなのか〜。                

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松坂宿に入ると、牛銀の案内がいっぱいだ〜!そそられる〜♪まっつさかぎゅうぅ〜♪
坂城武家屋敷が凄いらしいので、寄ってみた。

今も住まれてる方に貴重なおなはしを聞けたので→詳しくはこちら。
金・銀(和田金・牛銀)はこんな格好では行けないので、「一升びん」で松坂牛❤️

2日目:松坂〜外宮

少し街道を引き返して、三井本家の屋敷跡から出発!
松坂は、秀吉の時代に近江商人が移り住んだようで、松坂も豪商の町として
とても繁栄していたようだ。特産物は木綿だったらしい。→松坂商人

大伯皇女が愛しい弟の大津皇子と離れて、斎宮(巫女)として住んだ場所を偲びながら通過。弟も姉に会いたくて、死ぬ間際も此処に来たらしい。
            →ややこしい関係は天武時代の年表をご参照あれ

やっとこさ、当時からの餅屋「へんば餅」に到着。一服するにゃ。↓
あと、もう一息。外宮に近づくと、街道らしさは少し薄れてくるけど、現在の観光の為のうどん屋や広い道路が増えてくる。月夜見宮が見えたらもう外宮の鳥居だ!そろそろ、急がねば!

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なんとか満潮までの時間に間に合った。→詳しい伊勢神宮
(潮の満ち引きに合わせた参拝時間があるらしい。今回はそれを採用。)
せんぐう館は是非観てほしいにゃ。こんなことも?あんなことも?神様の1日・1年の過ごされ方がわかる。
おやつ?お昼?に伊勢うどん。胃に優しいからつるっと入って助かります。
旭湯さんの潮風呂で清めて今夜はおやすみ〜。

3日目:外宮〜内宮

外宮からの道を古市街道ともいうらしい。現在では伊勢市駅を利用する人が多いけど、江戸・明治は隣の宇治山田を利用していんだって。タクシーの運転手も、お金もちの方は宇治山田を利用するのがステータスだと。皇族の方も今も、宇治山田を利用している模様。なぜなら、この山田には、当時御師と言われる、全国に伊勢講を広める役の営業マンが、全国から到着した講親をもてなす場所(振る舞いの馳走)宿があったところだそう。

そこでは、「到着祝の酒、鯛の煮物・大海老二つ、菜のひたし、吸物」翌朝は「にしん、あわび、芝海老、豆腐さいの目の汁」昼は「膳に吸物、大皿にはアワビとぼら、御神酒」夜の宴は「膳が四つに吸物が五種、酒四升」。そして仕上に古市。古市は江戸吉原、京島原と並ぶ花街、それこそ一生に一度の命の洗濯をしたらしいにゃ。「参宮客の精進落とし」として此処でも弥次さんたちも遊郭に行きたくてしょうがない話が描かれています。憎めない人たちだにゃ。

古市花街のふもとの藤屋に泊まったとありますが、今は麻吉旅館のみが残っています。
伊勢歌舞伎・伊勢音頭も有名で都をどりの亀の子踊り(伊勢音頭)を参考にしたと言われるほど、芸も盛んでした。内宮の中にも御師の宿があったそうです。(橋の横)
そんな古市ですが、今のこる景観としては麻吉旅館が唯一でしたが、カッコイイかった〜。

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遊郭の雰囲気少なすぎて、トホホと歩いていると、猿田彦神社に到着!
みちひらきの神にしっかりと、自分にあった、みちひらきをお願いして「お砂」を購入。
残るは、内宮と月読宮へ。→詳しい伊勢神宮
朝熊山に行かぬは、片詣り」と言われる朝熊山に行くつもりでしたが、時間と天候の都合で片詣りとなりました。

宝くじ

私の歴史・あなたの歴史が、ここで動くかも?
ここまで来て、宝くじかよっ!ってご主人に怒られた。一番熱心に祈ります。(笑) 

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こんにゃく
こんにゃくが有名らしく、津宿で接待された弥次さん達も、お膳のこんにゃくと石にびっくりするくだりがあります。当時、こんにゃくをお膳の焼き石でチョイと焼いて、食べると、こんにゃくの臭みと水気がうまいこと引いて美味しく食べれたそうです。探しましたが、今はこの食べ方ないみたいですね。
(工程により臭みが取れたのかも知れませんね。)

うなぎ はやし屋

軽くて香ばしいうな重です。タレのおかげか、ご飯のおかげか、
名古屋の鰻よりさっぱりしていて、香ばし軽いって感じ。歩きながら消化しないといけないおりゃ達にとっては、言うことなし!いっぱい食いてぇ〜!

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伊勢うどん

お気に入りは、おかげ横丁の焼きうどん。外宮のおでんうどん。
でも、どこのも美味しい。二つは変わった食べ方やからあえて紹介するにゃ。
お父さん・お母さん・じいちゃん・ばあちゃんへの土産はコレかってあげてな〜。

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へんば餅

f:id:quucyan:20151126075803p:plain 伊勢街道の後半、もう少しで外宮に入るというところにあるお店。(おかげ横丁にもあります。)

2個で160円。二つ折りの形のさわ餅もあります。

   餅街道と呼ばれていた、伊勢街道を津から歩いて現在唯一の街道沿いの茶屋餅。伊勢神宮についた時と同じくらいの感動があったゃ〜。

                    

二軒茶屋

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昔からのお店は、少し外れにあり行きずらいですが、最近おかげ横丁・外宮前にもお店が出来てました!あっさりとしたきなこ味。形が、小判形というか、かわいい形で3つで230円だったかな?ぺろっと食べられちゃいます。

赤福

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 関西人ならどこでもいつでも食べれるけど、どうしてこんなに並んでいるのか?でも、並んでしまうお店。
お土産用も、駅で並ばす買えるのにここで長蛇の列に。(笑)
 夏のかき氷と冬のぜんざい。また、毎月1日にしか販売しない朔日餅は、4時半くらいから並ぶ縁起物の人気商品!是非、食べてみて〜。
あ、でも関西の人なら予約で百貨店で買えるよ〜。こちらも長蛇の列だけどね。
創業は、不明だが、浮世草子の一文に赤福とあることから、江戸中期ににはあったとされ、1707年を創業の年としている。

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