国宝・世界遺産の白鷺城がある町は神も仏も大きかった。(姫路散歩)
明治の廃城令や戦争等によって、天守閣が現存するのは12城。
そのうち、姫路城・松本城・彦根城・犬山城は国宝。その他8城は重要文化財のようです。2015年の春の写真です。真ん中のお城だけが白い。なぜなら、周りはまだ漆喰を塗り直してないから…。漆喰は雨に弱くカビて黒くなるそうです。
なので、このお城はぎりぎりの50年毎に大々的な補修といつもどこかで補修が必要のようです。
↓姫路城は、見た目より戦闘用のお城な作りをしてます。先ずは、堀の形。
のの字に渦を巻いた形で、門から攻めまれた時用に、進入路でやっつけるという工夫が随所にみられる。攻め込む気持ちで入ると面白いかもにゃ。
官兵衛が当主から預かっていた時は、深い堀だけがある大きな家くらいの状態だったようです。その間秀吉に姫路城を貸している間に少し立派になって、1601年に関ヶ原の後に入った池田輝政により8年かけて今の姫路城の原型が出来て、その10年後には本田忠政が息子の嫁に徳川家より千姫を受け入れる為に西の丸を広げたって話だにゃ。
池田輝政は姫路城に着手してから、江戸城・駿府と修築したり、丹波篠山城・名古屋城と築城し12年後に亡くなっている。きっと今で言うと過労死並みの忙しさだよね〜。
戦時中は、白いと目立つし目の前は陸軍訓練場なので、
お城に黒い偽装網というのをかけて目立たなくしたとか。
どんだけ大きい網なんや〜。
↓姫路城を東に回る時に、石の積み方が、2種類見れる貴重な場所がある。さらにこのまま城の周りをぐるっと回ると、北側の原生林や公園・お堀・と散歩して、好古園横に出る。おすすめの散歩道だ。
↓このまま残ってたら素敵だったのに〜。みたかったにゃ〜
城の手前は、陸軍の訓練場にする為壊されたみだいだにゃ(しょぼん)
↓姫路城の天守から西の丸を見下ろした景色。千姫のための化粧櫓がぐるっと見える。
好古園
姫路城のお堀の横に、紅葉が美しい好古園ていう庭園があるにゃ。
健脚の人は、城をぐるっと回って入るのもいい。少しお疲れちゃんなら、城の後すぐにここに来て、お茶をいただくのもいいにゃ。レストラン内でもお座敷でも。
好古園の横のお堀には、たっくさんおいらの仲間達がひなったボッコしてるのだ。
ここは、とっても気持ち良い所だし、城横だけど人はそんなに居ないからゆっくり出来るからね。
もともと入り口近くにあった、「好古堂」とい藩校が名前の由来らしいにゃ。
その奥は、武家屋敷だったのかな?それを近年、保存を兼ねて作り変えて今の庭園となったらしいにゃ。
よくロケ現場にもなっているので、水戸黄門や暴れん坊将軍、るろうに剣心とか見たことある人は、思い出しながら歩くのも楽しいにゃ。
秋は、紅葉が綺麗でライトアップする期間は特別っ!なのに、京都のような人混みはないので、ずっと見ていても邪魔と言われないのはとてもいいのだ。
おら達も半日ぼーっとしていただよ。
利用情報(好古園のHPはこちら)
ここは、西国33所のうち最大規模の寺院で、「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高いらしく、比叡山、大山とともに天台宗の三大道場と称された巨刹だったそう。
平成12年までは、観光用の馬車もあったようで、昔は京都から皇族・貴族の信仰も篤く天皇や法皇も訪ねてきたとか…。
城からは少し離れた場所だが、ロープウェイで4分で着くので、特に秋に姫路に行くことがあればお勧めの場所。ラストサムライの撮影地としても有名になったにゃ。
↓弁慶がお手玉したというお手玉石。お手玉ってかわいいことする怪物やのぅ〜。
お手玉したわけじゃなくて、きっと、お手玉みたいに軽く扱ったってことやな〜。
この書写山には、今も六つの参道や切り通しが残っているそうで、それぞれの参道にはお地蔵さんや石の標識が今もたくさん残っているそうです。お参りしていた人の多さを物語っているようだにゃ。
書写山も良いけど、ここも良い。ぜったいいい〜。
この廃れた感がなんともタイムスリップ感を出して味がある。
ここは黒田官兵衛で注目されたけど、黒田家って「目薬」で財を成したって言われるけど、その目薬をここの御師達が全国に広めたって言われてる。黒田家は広峯神社と密接に関わって行くんやけど、この御師っていうのが、全国の情報通なのでこの情報のおかげで、官兵衛は軍師となりえたんやろなぁ〜って思う。
最近の神社の中では、圧倒的に参道の整備が出来てない感じ。(笑)
けどそこがまた、やっとここまでたどり着いた〜って感動がある。いいにゃ〜。
参道が長いのも風格あるけど、これは筋塀では?神社の塀に筋が5本もある。
赤い筋塀はなかなかないんじゃないかと思うけど…やっぱり風格あるにゃ。
格式高い神社やった感がプンプンっ!
筋塀とは(ウキペディアから参照)
皇族や摂家などの御所に用いられた。皇室に由来する格式を表し、その格式の高さにより三本、四本、五本の種があり、五本を最高とする。皇族や摂家が入寺した門跡寺院などでも用いられその権威の象徴となったが、用材を下げ渡すという名目で由緒寺院などに与えられることがあり直接の由緒をもたない寺院でも使用されていることがある。
出雲に参拝したとき、千家家は6筋あるって聞いたような〜。
広峯神社もやる〜♪
広峯神社の周りには御師達のたくさんの家・宿があったそうで、神社マップにも奥には黒田家の別宅があったような記載が見える。
なんだこりゃ〜♪ 穴が九つあいてるにゃ〜。ここ本殿の裏。
この穴に自分の九星(一白水星から九紫火星まで)の運命星に向かって願い事を三回ささやくと願いが叶うって噂。
はじめて〜❤︎おもろいにゃ〜。
参道の途中。イザナギ・イザナミの社の横にある、夫婦岩。さりげなさがいい。
姫路動物園
姫子のお尻アップ〜♪木の向こうに見えるは姫路城。
ここは、姫路城がある姫山(昔は山だった?)。いわゆる城内に動物園が・・・。
国宝&世界遺産だよね〜。しかも…日によっては城まで臭うらしい…。
臭いのが不人気で国内の動物園でも展示しているのは珍しいという「イノブタ」君。
珍獣なので是非嗅いでみよう!
今日は入場料無料だったぜ〜。ラッキー‼︎普段は200円かな?やすっ!
ぐじゃ焼き・どろ焼き お好み焼きと明石焼の間の食べ物。ぐじゃ焼きはソースで、どろ焼きはお汁又はソースで食べる。どろ焼きと言えば「喃風」
姫路おでん 姫路は、魚介類が豊富なので大きな蒲鉾屋さんが二つ。ハトヤとヤマサがあるよ。で、おでんが良く食べられるんだけど、特徴はさらにおでんを生姜じょうゆで食べるところ。以外とあっさりうまい。良く食べるだけに考えられたのか、この方が飽きがこなさそう。
えきそば 駅構内にあるそば屋さん。30年前までは、学生が電車の中でも食べれたみたい。待ちの人が話してた〜(笑)白色のそばが特徴。
ひねぽん 居酒屋定番のメニュー。親鳥の皮や身が香ばしく焼かれて出てくる。カワポンのもちっと、コリコリバージョン。親鳥の硬さと味の濃さが美味しい。店によって好みが分かれる。
素麺 揖保の糸は姫路の北側で作られてる。一年寝かした「ひね」ってのが、あるらしい。ひねって言葉好きね〜。ここでは熟成みたいな感じで使われてる。
いかなごのくぎ煮 シラスのような小魚を甘辛く炊いた佃煮。時期になると、スーパーにくぎ煮作りのスペースが出来るらしい。オカンの味らしい。
杵屋の「沙羅」、「書写・千年杉」
ラストサムライ主演のトムクルーズも買って帰ったよ〜。
とお店の方が教えてくれた。
書写山の杉の形を模したバームクーヘン。
これは近年発売されたおやつですが、杵屋には「沙羅」という長年1番人気の和菓子があった。書写山の麓でたくさん食べたよ。
伊勢屋の「玉椿」
伊勢屋の「玉椿」は、将軍徳川家斉の娘・喜代姫と姫路酒井家5代城主の酒井忠学の婚礼の時に、時の家老・河井寸翁が伊勢屋に命じて作らせた和菓子だそうです。
塩味まんじゅう
塩味饅頭は、今は赤穂の塩を使用して色々なお店から出てるにゃ!
隣の赤穂は塩が有名だもんね。
もともとは江戸時代の代々の赤穂藩主が将軍家に献上し、茶菓として賞賛された銘菓。
どの店が好みか味比べてみるにゃ!
塩味大福
以前、塩味大福という大福を新幹線駅構内で買ったことがある…。美味しかったので、今回も買いたかったのだが、取り扱わなくなったという。詳しくは覚えてないので残念だ。駅横のキヨスクで最近人気な塩味生大福。今度行く時は、買ってみるにゃ。↓取り寄せもい〜にゃ〜。→新幹線とこ取り扱い再開してた!
やわらか塩味生大福(バラ) - 田舎の大福屋『ちとせ』
遊示堂の「たい焼き」
どこでも売ってるたい焼きの中、姫路特有の郷土のおやつでもないけど、美味しくてオススメしたいのがたい焼き。あ、「御座候」は姫路の会社だったにゃ。御座候ももちろん美味しいけど、遊示堂のたい焼きは、外がパリパリであんこがふっくら甘すぎない!東京の三大たい焼きも食べたけど、ここのはさっぱりして何個でも食べれる感じの甘さ。散歩しながら是非是非〜♪
皮づくり
←こんなん秀吉とか好きそうっ!(日本皮革産業連合会より拝借)
姫路・龍野あたりは室町時代から皮革の産業(武具用)がさかんで、現在も100社ほどタンナーがいるとか。それも国内の70%は姫路産やって〜。知らんかった〜。工場が密集する地区は、夏場になるとちと臭いっていう噂。大変なお仕事だにゃ〜。ここで盛んになった由来はわからんけど、出雲から博多から朝鮮から伝わったとも言われているらしい。いずれも伝わったが良い土地を求めてここに落ち着いたみたいだにゃ。さらに、ちょくちょく登場する酒井家が姫路に赴任してから明珍家(甲冑屋)と共に栄えたのたのは本当みたいやね。確かに、今も皮革が盛んな花田地区と明珍火箸は近く感じる。この辺、武具作りが盛んだったのかも?
で、現在はコードバンという「革のダイヤモンド」と呼ばれる馬の革のなめしがあるらしんやけど、広い世界でたった2社しか行えないんだって〜。あのツヤツヤの革が?
1社はアメリカのホーウィン社で、もう一つは、姫路の「新喜皮革」だそう!
姫路は、「白なめし」ってのが今も伝統工芸品のようだにゃ。
↓現代の「白なめし」を紹介するにゃ!詳しくはクリックしてね。
白くすることで、カジュアルさよりも上品さが出てる気が。
働く女性にはぴったんこな贈り物やね。かわぃい〜
明珍火箸
明珍火箸と呼ばれる風鈴みたいなのを見つけたにゃ!
これは、平安時代から甲冑を作っていた明珍家は甲冑の名家だったらしけど、明治に入ると需要が無くなり転機を迎えただ。そんなとき、49代目は先代が千利休からの依頼で火箸を作ったことを思い出し、火箸作りに転じた。これにより、多くの茶人や家庭でも愛用されるようになった。その後、火箸の音がいいことから52代目から火箸を風鈴として商品化したのが始まりだそうにゃ。
明珍本舗さんのHPは無いようなのでこちらを参照
(写真もこちらから拝借させて頂きました)
Amazon.co.jp: 焼き入れ火箸、明珍、4本で風鈴に、焼き入れ火箸、19世紀頃(甲冑師の一族名高い)焼き入れ火箸: ホーム&キッチン
NHKスペシャル『街道をゆく』のテーマ曲を聞いたことがあるにゃ?
富田勲さんがこの火箸の音に魅了されて1度はアナログ録音では不可能であったが、デジタル録音が可能になって実現したらしいにゃ。世界のスティービー・ワンダーもこの音に惚れ、ライブに使ったり、ソニーは音質検査をこの火箸を使うのだとか。
YouTubeにあったので添付しておきます。